ネットショップ・ECにおける販売促進の種類と使い方を紹介!効率よく効果的な活用方法

ネットショップ・ECの販売促進(販促)とは?

ネットショップ・ECの販売促進(販促)とは?
「販売促進(販促)」とは、お客様が自社の商品を知るきっかけを作ったり、購入や利用を促す活動のことを指します。 ありとあらゆる商品があふれている現代において、お客様に自社の商品を選んでもらうために、欠かせない活動といえます。実店舗での物販とは異なり、ネットショップではお客様が通りがかりに商品を見つけて購入することは非常に稀です。実際に商品を購入してもらうためには、売り手側が商品の魅力を効果的にアピールしていかなければなりません。

販促の手法は、広告、キャンペーン、サンプルの試供やクーポンの配布など多岐に渡ります。インターネット上ではお客様はいつでも好きな時に買い物ができます。ですので、「今買わなくては」と感じさせ、お客様の購買意欲を刺激するような施策が必要です。

ネットショップ・ECの販促とマーケティング

ネットショップ・ECの販促とマーケティング
「販促」と「マーケティング」は、似ているようで異なります。もっとも大きな違いは、「商品」と「消費者」のどちらに焦点を当てた活動かという点になります。 販促の場合は、商品にフォーカスし、より魅力的に、どう売り出すかということに注力します。また、販促の施策は短期的な視点で行われます。 対して、マーケティングでは、顧客を育成することにフォーカスし、中長期にわたって継続的に行われる活動です。

一度に多くの人へ訴求する、テレビCMとインターネット広告

テレビやインターネットを利用した広告プロモーションは、一度に多くの人へ向けたアピールができ、短期間で認知度を高める手段として有効です。 利用するメディアにもよりますが、多くの人に短期間でアピールする場合はコストもそれなりにかかる手法です。インパクトのある訴求を短い期間で行えますが、自社のビジネス規模に見合った方法なのかどうか、費用対効果の面からも精査した方がよいでしょう。

SNSを使ったPR

SNS上で、第三者を通じて商品のPRをする方法もあります。SNS上ですでに多くの支持者から注目を集めているインフルエンサーなどに依頼し、商品をPRしてもらいます。 第三者を通して商品を紹介してもらうことで、口コミのような効果が得られ、見込み客からの信頼が高まりやすくなります。商品イメージやターゲット層に合ったインフルエンサーへの依頼が実現すれば、コストパフォーマンスのよいアピール方法といえます。

イベントでのプロモーション

お客様に「今買わなくては」という気持ちになってもらうためには、イベントでのプロモーションが効果的です。SNSを活用したインスタライブなどのオンラインイベントでは、お客様と売り手が直接交流できファンを増やすきっかけになります。また、期間限定のイベントや有効期限のある割引特典などを用意し、購買意欲を刺激する方法もあります。

なぜネットショップ・ECの販促が重視されるのか?

なぜネットショップ・ECの販促が重視されるのか?
ネットショップの運営において、販促が重視されている背景には、商品や情報が飽和状態であるということがあげられます。大企業だけでなく中小企業や個人も日々さまざまな情報発信をしており、お客様はありとあらゆる情報や商品を目にしています。多すぎる選択肢の中から、自社の商品をお客様に選んでもらうためには、他社と差別化できるようなアピールをして、購買意欲を引き出すことが大切です。販促は、情報過多な現代こそ、欠かせない活動といえます。
販促が目指すゴールは、「集客」「購入意欲の向上」そして「再購入につながるリピーター作り」です。

強みを活かして、効果的な販促をしよう

強みを活かして、効果的な販促をしよう
多数のライバルがひしめくインターネット上で、自分のネットショップを認知してもらうには、工夫が必要です。ネットショップの販促には、オンラインとオフラインを使った方法があります。どちらに良い悪いはないのですが、それぞれの強みを活かして、いま自分のショップに必要なお客様に訴求できるようにするのが良いでしょう。

オンラインプロモーションの種類と手法

オンラインプロモーションの種類と手法
オンラインでのプロモーションは、「一度にたくさんの人に周知できる」「改善点を修正しながら取り組める」「ユーザーの属性を設定してアプローチできる」などのメリットがあります。また、比較的低い予算で取り組むことができるのも特徴です。すぐに オンラインプロモの主な手法や種類は下記になります。
  • ・ インターネット広告
  • ・ SNS運用(Instagram, Twitter, Youtubeなど)
  • ・ ブログなどのオウンドメディアを活用
  • ・ メールマガジン
オンラインプロモでは、ユーザーデータの取得や効果測定ができることが特徴です。「何が反響を得たか」「どこからお客様が流入したか」などの情報を分析すれば、より精度の高い販促活動につなげることができます。

オフラインプロモーションの種類と手法

不特定多数の人に周知できるオンラインでのプロモーションに対し、オフラインのプロモーションでは特定の地域、近隣の住民、特定の施設を利用する人など、ターゲットを絞ってPRをすることができます。 オフラインプロモの手法や種類には下記のようなものがあります。
  • ・ DM
  • ・ カタログ・パンフレット
  • ・ チラシ
  • ・ テレアポ
オンラインプロモの場合は、インターネットにアクセスしている人にしかアプローチできません。対して、オフラインプロモでは、インターネットの利用頻度が低いターゲット層に向けて、温かみのある訴求をするのにも向いています。オンラインよりも多少コストはかかりますが、上手に活用すればライバルとの差別化につながります。

ネットショップ・ECの販促カレンダーを利用する

ネットショップ・ECの販促カレンダーを利用する
お客様の購買意欲を刺激するには、イベントや行事とタイミングを合わせて販促をすることで相乗効果が得られます。年間の販促活動の計画には「販促カレンダー」を利用しましょう。

販促カレンダーとは、行事、祝日、気候、催事、旬などをまとめたカレンダーのことです。むやみに販促活動をするのではなく、年間を通してどのようなイベントや行事があるのかを把握し、ターゲット層の行動に合わせたキャンペーンを企画しましょう。
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編集者 A

IKEHIKO CLIP メディアチーム

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