Shopifyのショップドメインについて解説!独自ドメインへの変更方法やメリットもご紹介

Shopifyのショップドメインについて徹底解説!
ShopifyのストアURLを独自ドメインに変更したいけれど、やり方がわからないと悩んでいる方はいませんか。デフォルトの「○○○.myshopify.com」ではなく、自社サイト名を連想させる独自ドメインに変更したい方も多いはずです。
その理由は、SEOや自社ブランディングに役立つなどのメリットがあるためです。本記事では、Shopifyを独自ドメインで運用するための方法やメリットについて紹介します。

Shopifyのショップドメイン

Shopifyのショップドメインは、ストアを作成するときに入力するストアURLのことです。ショップドメインは「○○○.myshopify.com」で表示され、○○○の部分に指定した文字列が入ります。
このデフォルトのショップドメインであってもECサイトを運営することは可能です。そのため、独自ドメインに必ず変えなければならないというわけではありません。しかし、本格的にECサイトを運営するのであれば、独自ドメインに変更することをおすすめします。

ドメインとは

ドメインとは、簡単に説明するとWeb上の住所を表した文字列です。ドメインは、Web上の住所であるIPアドレスと紐付けられているため、ドメインを入力することで好きなサイトにたどり着けます。
例えば、ブラウザで「https://www.google.com/」と入力すると、Google検索エンジンのトップ画面に移動できるでしょう。このように、GoogleのIPアドレスを知らなくてもドメインから、目的のページに移動できるようになります。

Shopifyで独自ドメインに変更する方法

Shopifyで独自ドメインに変更する方法
Shopifyで独自ドメインに変更する方法は、以下の2つの方法があります。
  • 1.Shopify管理画面からドメインを購入する方法
  • 2.他サービスで購入したドメインをShopifyに連携する方法
初めてサイト運営をする方であれば、「Shopify管理画面からドメインを購入する方法」がシンプルでわかりやすいためおすすめです。
サイト運営や独自ドメインを管理した経験がある方、少しでも費用を抑えたい方は、「他サービスで購入したドメインを連携する方法」がおすすめです。

①Shopify管理画面からドメインを購入する

まずはShopify管理画面を開き、左下の「設定」をクリックします。設定画面の左サイドバーに表示されている「ドメイン」をクリックしてください。右上に表示されている「新しいドメインを購入する」から購入の手続きができます。
表示されたドメイン欄に、購入したいドメインを入力してください。もし購入可能であれば1年分の料金が表示され、すでに他の誰かに取得済みの場合は「ご利用できません」と表示されます。

利用したいドメインが見つかったら「購入する」をクリックします。すると、ドメイン情報を登録する画面に移動しますので、必要事項を入力してください。また、この際に「毎年このドメインを自動更新する」にチェックをいれておくと、1年後も自動で延長の手続きをしてくれます。更新を忘れるとドメインが使えなくなる可能性もあるため、自動更新を設定しておくと便利です。

②他サービスで購入したドメインをShopifyに連携する

他サービスで購入したドメインをShopifyに連携する方法を解説します。この方法の場合は、「Shopify管理画面の設定」と「他サービスの設定」が必要です。

Shopify管理画面の設定

Shopify管理画面の左下の「設定」から「ドメイン」をクリックします。次に、「既存のドメインを接続する」を選択してください。ドメインの入力欄が表示されますので、利用したいルートドメインを入力します。例えば、「www.sample.shop」をストアURLにしたい場合は、「sample.shop」を入力するといった具合です。
入力を終えたら「次へ」を選択してください。

他サービスの設定

次に、ドメインを取得したサービスの管理画面に移動して、ドメインのDNSレコードの設定を変更します。具体的には、AレコードをShopifyのIPアドレス「23.227.38.65」に設定し、CNAMEレコードを「shops.myshopify.com」にします。また、CNAMEのホスト名、またはサブドメインは「www」と入力してください。
再度、Shopify管理画面へ戻り、「ドメイン画面」の「接続を確認する」をクリックします。これで設定が完了し、48時間以内に新しいドメインでストアを閲覧できるようになります。

ドメイン取得にかかる料金

ドメイン取得にかかる費用は「.com」「.net」などの種類や、どのドメイン管理サービス会社を利用するかによっても金額が異なります。一般的に独自ドメインを利用するためには、取得費用と更新費用が必要です。
ここでは、「Shopify」「お名前.com」「ムームードメイン」「Xserver」でドメイン取得した場合の料金について紹介します。
サービス名 Shopify お名前.com ムームー
ドメイン
Xserver
.com 取得費用 14ドル 0円~ 0円~ 1円~
更新費用
(1年更新)
14ドル 1,728円~ 1,728円~ 1,298円
.net 取得費用 17ドル 0円~ 0円~ 1円~
更新費用
(1年更新)
17ドル 1,507円~ 1,628円~ 1,518円
.net 取得費用 11ドル 0円~ 245円~
更新費用
(1年更新)
11ドル 4,378円~ 4,378円~
※2022年11月5日時点

Shopifyは取得費用と更新費用が同額でわかりやすい価格設定です。
「.shop」のドメインにしたい場合、Shopifyは更新費用が安くておすすめです。「.com」「.net」の場合は0円で取得できる会社もあるため、Shopify以外のサービスでドメインを取得するのがお得になります。

Shopifyで独自ドメインを使うメリット

Shopifyで独自ドメインを使うメリット
本格的にECサイトを構築する際には、独自ドメインの利用をおすすめします。その理由は、独自ドメインでECサイトを運営することで、ドメイン自体が自社の資産となるためです。

例えば、Googleと聞くと「google.com」のドメインをイメージできる方は少なくないでしょう。検索エンジンやGmailなどで目にする機会の多いドメインのためです。このように、ドメインが企業の看板の役割を果たすこともあります。
ここでは、Shopifyを独自ドメインで運用する2つのメリットを紹介します。

①文字配列が自由に設定可能

独自ドメインのメリットは、文字配列が自由に設定できることです。デフォルトのストアURLでは「○○○.myshopify.com」の○○○の部分のみしか設定できませんでした。しかし、独自ドメインは「○○○.△△△.□□□」といった具合にすべての文字列を設定、または選択できます。
そのため、短く覚えてもらいやすいストアURLにすることも可能です。
例えば、ショップ名が「Sample Shop」とすると「sample-shop.myshopify.com」を、「www.sample.shop」にできるといった具合です。

注意点として独自ドメインは、すでに取得されているドメインは利用できません。また、「.com」「.net」「.shop」などの末尾の部分はトップドメインレベル(TDL)と呼ばれ、国や地域、用途を表すため利用可能な種類は限られています。

②ドメインを使い続けられる

独自ドメインで運営するメリットは、ドメインを使い続けられることです。
独自ドメインを取得せずにShopifyでECサイトを運営していた場合、もしShopifyのサービスが終了してしまったらどうでしょうか。新たなドメインでECサイトを運営し直さなければいけなくなります。またサービスが終了しなくても、将来、他のプラットフォームに移行することがあるかもしれません。「myshopify.com」のストアURLで運用するのは、ドメインを引き継げないリスクがあります。

独自ドメインを利用すると、このような場合でもドメインを変更することなくECサイトの運営を続けられます。リスクを抑えるためにも独自ドメインの利用を検討しましょう。

まとめ

Shopifyは、取得済みや新たに購入する独自ドメインでECサイトを運営できます。もちろん、必ずしも独自ドメインにする必要はありません。しかし、自社ECサイトのブランディングに役立つばかりか、SEOにも有利といわれています。せっかくECサイトを運営するのであれば、メリットの多い独自ドメインの利用をおすすめします。

年間1,000円〜3,000円程度の費用で管理できるので、この機会に独自ドメインの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
The following two tabs change content below.

編集者O

関連サイト一覧

  • コメント: 0

関連記事

  1. 【楽天市場】「クーポンアドバンス広告」の活用方法をご紹介

  2. Instagramのハッシュタグで増えている「丁寧な暮らし」ってどんな暮らし?

  3. ネット用語集

    【ネットショップ・EC用語集】ビッグワードとは

  4. ネット用語集

    【ネットショップ・EC用語集】離脱率とは

  5. ネットショップの始め方とは?開業までの手順と商品仕入れ方法をご紹介

  6. Yahoo!ショッピングでストア開設!売れるポイントをご紹介

    Yahoo!ショッピングでストア開設!売れるポイントをご紹介

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。
  1. 【Amazon】必見!Amazon出店のよくある悩みを詳しく解説

  2. ECサイトとは?

    ECサイトとは?ネットショップと違いはあるのかを紹介します!

  3. 【ECサイト 連携編】ShopifyとWordPressを連携させて効率アップ

    【ECサイト 連携編】ShopifyとWordPressを連携させて効率アップ

  4. FBAとは?ご利用料金や注意点をまとめてご紹介!

    FBA(フルフィルメント by Amazon)とは?ご利用料金や注意点をまと…

  5. Amazonのスポンサーブランド動画広告とは?活用ポイントをご紹介!

    Amazonのスポンサーブランド動画広告とは?活用ポイントをご紹介!