【EC】Shopifyでメルマガ配信?簡単にメルマガ配信できるアプリや配信するときのポイントをご紹介

Shopifyでメルマガ配信
Shopifyでメルマガ配信に対応していないストアは、販売チャンスを逃しているかもしれません。例えば、「カートには入れてくれるのだけどそのまま放置されている」「商品購入の一定期間後に消耗品が必要となるけれど訴求方法がわからない」などのケースです。

このようなケースを売り上げにつなげるためには、メルマガ配信の自動配信が有効です。本記事では、Shopifyでメルマガ配信できるアプリや配信するときのポイントについて紹介します。

Shopifyと連携できるメルマガ配信アプリ

Shopifyと連携できるメルマガ配信アプリと聞いて、「Shopifyメール」をイメージされる方も多いことでしょう。Shopifyが作成したアプリのため、多くのストアで利用されているためです。Shopifyメールの特徴は、なんといっても毎月10,000通まで無料で配信できることです。

しかし、Shopifyメールを試してみたけれど満足できなかった方は、以下の2つのアプリをおすすめします。
  • ・Klaviyo(クラビヨ)
  • ・Omnisend(オムニセンド)
2つのアプリの共通する特徴としては、メルマガ配信の自動化が可能なことや無料プランがあることです。効率的なメルマガ配信を実施することで、手間を抑えながら売り上げアップが期待できるでしょう。
以下より、2つのアプリの特徴や料金体系について解説します。

Klaviyo(クラビヨ)

Klaviyo(クラビヨ)は、Shopifyのデータを利用してメルマガ配信やSMS配信ができるアプリです。
Klaviyoの特徴は、自動化機能が搭載されていることです。ユーザーの行動履歴から最適なメール内容・配信時間で個々のユーザーに情報を提供できます。例えば、メルマガ登録時に配信されるウェルカムメールや、誕生日のお祝いメッセージといった具合です。このようなメールを自動化することで、顧客とのコミュニケーションの品質を保ちながら、必要なタイミングで配信できるようになるでしょう。

Klaviyoの無料プランは、最大250件の連絡先と最大50件のSMS連絡先までです。無料プランを超える場合には、配信数に応じて料金が変動します。

Omnisend(オムニセンド)

Omnisend(オムニセンド)は、ECサイト運営でよく利用するメルマガ配信のワークフローが自動化されているアプリです。
例えば、カートに入れたまま放置されているユーザーに訴求するメールを配信したり、注文後の配送メールを自動で送信したりといったECサイト運営に役立つメルマガを自動化できるでしょう。

Omnisendの無料プランは最大250の連絡先までで、毎月500通のメルマガ配信と最大60通のSMS配信をおこなえます。月額16ドルのプランでは連絡先が最大500までとなり、毎月6,000通のメルマガ配信が可能です。さらに、月額59ドルのプランでは配信数が無制限となり、高度なレポート機能も利用できます。

メルマガ配信するときにポイント3選

メルマガ配信するときにポイント3選
Shopifyではアプリを利用することで、簡単にメルマガを配信できるようになります。 あとは、ポイントを押さえた配信方法を心がけることで売り上げアップにつながるでしょう。
メルマガを配信するときの押さえるべきポイントは以下の3つです。
  • ・一目で中身が理解できる件名にする
  • ・配信時間はターゲットの生活を想像して設定する
  • ・文章は短く、イラストや画像でわかりやすくする
以下より、3つのポイントについて詳しく解説します。

➀一目で中身が理解できる件名にする

1つ目のメルマガ配信するときのポイントは、一目で中身が理解できる件名にすることです。

メルマガ配信しても、ユーザーは必ずメールを読んでくれるとは限りません。ユーザーは、件名からメール内容を推察して興味がわかなければメールを開いてくれないためです。どんなに内容にこだわっても読んでくれないと意味がありませんので、まずはメールを開いてもらえるように、内容を把握しやすいキャッチーな件名にしましょう。

件名をつけるときの1つのテクニックとして、具体的な数字を入れる方法があります。例えば、「人気商品が30%off」や「本日15時までタイムセール中」などです。数字があることで、インパクトのあるキャッチーな件名にしやすくなります。

➁配信時間はターゲットの生活を想像して設定する

2つ目のメルマガ配信のポイントは、配信時間をターゲットの生活を想像して設定することです。

メルマガを読んでもらうためには、ターゲットの手が空く時間をイメージして配信しなければなりません。なぜならユーザーがメルマガを読むのは、そのようなちょっとした時間だからです。

例えば、ターゲットが「40代の男性会社員」と「30代の専業主婦」であれば、それぞれ手の空く時間が異なります。40代の男性会社員であれば昼時の休憩中か、仕事が終わる夕方以降、または通勤時に読んでくれるかもしれません。30代の専業主婦であれば、家事が一段落しそうな時間帯に配信すると読まれる確率も上がるでしょう。
このように、ターゲットの生活を想像することで開封率を高められます。

➂文章は短く、イラストや画像でわかりやすくする

3つ目のメルマガ配信のポイントは、メール内容を「短い文章」と「イラストや画像」でわかりやすくすることです。

メールを開いたユーザーになって考えてみると、文章の長いメルマガはどのように感じるでしょうか。「長すぎて読むのに時間がかかりそう」「読むのが面倒くさい」と思う方もいるはずです。

つまり、メールの内容を読んでもらうためには、手軽に読める文字量を心がけることと、開いた瞬間に視覚からの情報で文章を読まなくても済むような工夫をすることが大切です。イラストや画像を使うことで、ファーストビューをうまく取り入れたメールになりやすく、ユーザーもストレスなく読めるでしょう。

メルマガ配信は、ユーザーに読まれることで目的であるサイトへの誘導が可能となります。そのため、成果を上げるためには3つのポイントを意識した運用方法が大切です。

メルマガ配信後にやるべきポイント

メルマガは配信したら終わりではありません。効果を高めるためには、配信した結果を測定・分析する必要があります。効果を分析することで、配信時間の見直しや文字量のバランスなど改善ポイントが見つかるでしょう。配信・改善を繰り返すことで、より効果の高い運用につながります。
メルマガ配信の効果を測定・分析する指標は主に以下のとおりです。
  • ・開封率
  • ・クリック率
  • ・コンバージョン率
  • ・売り上げ
ここでは、コンバージョンにつなげるために重要な「開封率」「クリック率」について詳しく解説します。

➀開封率をチェックする

開封率とは、配信数に対してユーザーがメールを開いた割合のことです。開封率の計算式は以下のとおりです。
  • 開封率=開封数÷有効配信数×100
全産業の平均開封率は21.5%です。産業やジャンルにより平均が異なるものの約2割のユーザーがメールを開いてくれることになります。この平均値よりも大幅に低い場合は、先に説明した「件名」「配信時間」のポイントを見直しましょう。

参考:Campaign Monitor「Ultimate Email Marketing Benchmarks for 2022: By Industry and Day」
https://www.campaignmonitor.com/resources/guides/email-marketing-benchmarks/

ここで、開封したかどうかのデータをどのように収集しているのか気になる方もいるかもしれません。
メルマガの開封数は、本文に埋め込んだ画像が読み込まれたかどうかで判断します。つまり、HTML形式のメルマガのみ収集可能で、テキスト形式だと開封データを収集できないので注意が必要です。

➁クリック率をチェックする

クリック率とは、配信数に対して目的のサイトへユーザーを誘導できた割合のことです。クリック率の計算式は以下のとおりです。
  • クリック率=クリック数÷配信数×100
クリック率と似た指標に反応率があります。反応率は開封数に対して目的のサイトへユーザーを誘導できた割合のことで、以下の計算式で求められます。
  • 反応率=クリック数÷開封数×100
クリック率は、メルマガ全体の効果を把握するのに有効です。反応率は、開封後のユーザーに絞られるため、メール内容の良しあしの判断に利用されます。

また、クリック率の全産業の平均は2.3%です。平均値よりも大幅に低い場合は改善による伸びしろが大きいことになりますので、積極的に改善をして売り上げアップにつなげましょう。

参考:Campaign Monitor「Ultimate Email Marketing Benchmarks for 2022: By Industry and Day」
Ultimate Email Marketing Benchmarks for 2022: By Industry and Day

まとめ

まとめ
Shopifyでも「Shopifyメール」「Klaviyo」「Omnisend」などのアプリを活用することで、メルマガ配信を簡単にできます。アプリの自動化機能をうまく活用することで、手間を抑えながら成果を上げられるでしょう。リピーター獲得やカゴ落ちに悩んでいる担当者の方は、ぜひ検討してみてください。

また、開封率・クリック率の高いメルマガ配信をするには、「件名」「配信時間」「短い文章・イラストや画像の使用」がポイントです。これらのポイントを押さえたメルマガ配信で売り上げアップを図りましょう。
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編集者O

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