【楽天市場】楽天広告の運用方法とコツをご紹介！

楽天市場でストアを出店している方で、「クーポンが使えるおすすめ商品」の欄に広告を掲載したい方はいませんか。その答えは、「クーポンアドバンス広告」を利用することです。
本記事では、クーポンアドバンス広告の設定方法・活用方法やメリット・デメリットを紹介します。

Contents

1 楽天市場のクーポンアドバンス広告とは
2 クーポンアドバンス広告の設定方法
3 クーポンアドバンス広告のメリット、デメリット
4 クーポンアドバンス広告を利用するときの注意点
5 まとめ
6 “楽天CPA広告とは”
- 6.1 “効果保証型広告の特性”
  - 6.1.1 “楽天市場でのCPA広告のメリット”
7 “楽天CPA広告の活用方法 “
- 7.1 “具体的な広告設定方法”
  - 7.1.1 “広告の効果測定と改善”
8 “楽天CPA広告の運用のコツ”
- 8.1 “成功する広告のポイント”
  - 8.1.1 “広告投資を最適化する方法”
9 TDA広告とは？
- 9.1 TDA広告の基本的な仕組み
10 実際の運用方法とポイント
11 広告成果の定量的評価方法
- 11.1 ROASの理想値とその算出方法
12 運用時の注意点とその対策方法
13 楽天市場の「おすすめニュース広告」とは
- 13.1 楽天配信
- 13.2 店舗配信
14 楽天市場の「おすすめニュース広告」の費用
15 おすすめの活用方法2点
- 15.1 新規顧客を獲得したいなら「楽天配信」
- 15.2 「店舗配信」はキャンペーンを絞る
16 広告を活用するときの注意点
- 16.1 掲載商品URLを変更した場合
17 まとめ

楽天市場のクーポンアドバンス広告とは

クーポンアドバンス広告とは、商品に興味がありそうな楽天ユーザーに対してクーポンを表示させて訴求する広告のことです。
広告費用はユーザーが広告をクリックするごとに発生するクリック課金型で、入札金額は40円～1,000円で設定できます。

この広告の特徴は、楽天独自の基準によりユーザーの興味がありそうなクーポンを自動表示させることです。興味のある商品をクーポンで安くかえることもあって、注目を集めやすい広告ともいえるでしょう。

広告は、楽天市場のトップ・検索画面・カテゴリーなど多くのページで表示されます。
具体的に、「あなたにおすすめのクーポン」と表示されている部分がクーポンアドバンス広告枠で、楽天ユーザーであれば目にする機会が多いはずです。ちなみに、「あなたにおすすめのクーポン」は楽天市場にログインしているユーザーにしか表示されません。表示を楽天ユーザーに絞ることで、余分なクリックを抑えられ購買意欲の高いユーザーがクーポンを獲得できる仕組みになっています。

クーポンアドバンス広告の設定方法

「クーポンアドバンス広告」に出稿するためには、「広告」の「運用型クーポン広告」から以下の項目を選択・入力する必要があります。

キャンペーン名

自社でわかりやすいキャンペーン名を30文字以内で入力します。

キャンペーン配信日時

いつから広告を配信するかの日時です。
例えば、「2022-08-15」のように「西暦-月-日」で入力します。設定できる日時は翌日以降で、どの日時であっても15:00から配信開始されます。

クーポン1獲得あたりの入札単価

この項目は、実質的にクリック単価を意味しています。
1クリックいくらで広告を出稿するのかを、40円～1,000円の範囲で入力します。

継続月予算

キャンペーンごとに、毎月の広告費用の上限を入力します。月の途中で予算の上限に達した場合は、広告出稿が中断され、翌月になると再開されます。

1ユーザーあたりの利用回数上限

1ユーザーがクーポンを獲得できる回数の上限を入力します。また、何度でもクーポンを獲得できる「無制限」にも設定可能です。

クーポン併用可否

他のクーポンとの併用ができるかどうかを選択します。他のクーポンと併用すると対応が複雑になりやすいため、不慣れな方は「併用不可」がおすすめです。

値引き率と配信商品設定

自動最適化は、広告出稿する商品を自動で選択して最適な値引き率に調整してくれる機能です。しかし、はじめは広告費用がいくらかかるのか、コンバージョン率がどのくらいになるのかがわかりません。
そのため、不慣れなうちは「手動」を選択して値引き率・配信商品を個別に決定すると良いでしょう。

除外商品リストの適用

「値引き率と配信商品設定」を自動最適化にした場合、広告から除外する商品を選択できます。利益率の低い商品や、割引不可な商品を選択するなどの利用方法があります。

クーポンアドバンス広告のメリット、デメリット

楽天市場の「おすすめニュース広告」の費用

ここでは、クーポンアドバンス広告のメリット・デメリットについて紹介します。
まずは、3つのメリットについて紹介します。

購入意欲の高いユーザーに訴求できる

楽天が興味を持っていると判断したユーザーに広告を表示するため、購買意欲の高いユーザーに訴求できるのがメリットです。

成果報酬型なのでリスクを抑えられる

ユーザーがクリックすると、クーポンを獲得して商品ページへ移動します。この1クリックごとに広告費用が発生する成果報酬型なので、広告費用ばかり高くなり集客できないといったことがありません。

予算を自由に設定できる

広告費用は、キャンペーンごとに継続月予算を自由に設定できます。
予算を超えると広告の出稿が自動的に停止され、翌月に再度表示されます。そのため、想定外の費用が発生しないので安心です。

次に、2つのデメリットについてです。

広告費用のほかに割引費用を負担しなければならない

クーポンアドバンス広告の予算は、クリックごとに発生する広告費用のみ適応されます。商品の割引費用はストア側の負担となりますので、広告費用＋割引費用を含めて採算がとれているかを確認しましょう。

適切な運用のためには、こまめなチェック・分析を必要とする

広告を出稿した際には、コンバージョン率が低いと多くの費用が発生してしまいます。キャンペーンごとに利益を上げるためには、こまめなチェック・分析をして適切な運用をする必要があります。

クーポンアドバンス広告を利用するときの注意点

クーポンアドバンス広告を利用する際には、以下の点に注意してください。

クーポンの割引費用はストア側の負担

クーポンアドバンス広告の予算は、クリックごとに発生する広告費用のみを対象にしています。クーポンによる割引費用の負担はストア側ですので、広告費用と割引費用の2つがコストとして発生します。

クーポンの有効期限が決まっている

ユーザーに発行したクーポンの有効期限はストア側で設定できず、次の月曜日の14:59までとなります。

広告が停止される場合もある

「商品に在庫がない」「定期購入設定がある」「禁止商材」「販売価格の変更」などに該当する商品の広告については掲載されません。そのため、出稿後は広告が配信されているかの確認をする必要があります。

まとめ

楽天市場の「クーポンアドバンス広告」を利用することで、トップページ・検索ページで見かける「あなたにおすすめのクーポン」欄に広告を掲載できます。

広告を配信する対象者は、楽天が興味を持っていると判断した楽天ユーザーです。そのため、購買意欲の高いユーザーに訴求できるのがクーポンアドバンス広告の魅力になります。その他のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット	デメリット
・予算を自由に設定できる・成果報酬型なのでリスクを抑えられる	・適切な運用のためには、こまめなチェック・分析を必要とする・広告費用のほかに割引費用を負担しなければならない

設定方法は、ガイドに従うことで比較的簡単にできます。売り上げアップのためにも、積極的に楽天市場のクーポンアドバンス広告を活用してみましょう。

“楽天CPA広告とは”

楽天CPA広告とは、楽天市場内で費用対効果を評価しながら広告を運用できるツールです。広告費は、広告によって実際に購入が行われた場合のみ発生しますので、効果保証型広告とも言えます。

“効果保証型広告の特性”

広告費が発生するのは、広告をクリックしたユーザーが商品を購入するという成果が確定した場合だけです。これにより、広告主は余計な広告費を抑えつつ、効果的な広告配信を実現できます。

“楽天市場でのCPA広告のメリット”

楽天市場でCPA広告を配信することによって、店舗への露出機会が増え、商品の認知度アップや販売促進に繋がります。特に、新商品の情報発信や旬の商品のアピールには有効です。

“楽天CPA広告の活用方法 “

“具体的な広告設定方法”

“広告の効果測定と改善”

楽天市場には広告運用の結果を確認できる機能があります。広告のクリック数や購入数等を把握し、広告の改善を行うことが可能です。広告の効果が出ている商品はそのままに、出ていない商品は広告設定を見直す等、より効率的な広告運用を目指しましょう。

“楽天CPA広告の運用のコツ”

“成功する広告のポイント”

成果が上がる広告の秘訣は、お客様が求めている商品を正確に伝えることです。商品の魅力を引き立たせる文言や画像選びが肝心です。また、季節感を反映させた広告作りも効果的です。

“広告投資を最適化する方法”

広告の効果が上がらない場合は、広告設定を見直しましょう。商品の選び方、広告文の工夫、画像の見直し等、改善点はたくさんあります。また、広告費は成果に連動しますので自店舗に適した広告費を見つけることが重要です。

TDA広告とは？

楽天市場でのTDA（楽天ターゲティングディスプレイ）広告は、利用するユーザーに合わせて広告配信内容を最適化する仕組みのことを指します。物販だけでなく、ブランド認知・訴求やサービスの説明などにも役立ちます。

TDA広告の基本的な仕組み

TDA広告は利用者の属性や行動履歴に基づいて、最適な広告を配信します。これにより、購入確率の高いユーザーに重点的に広告を配信できます。

実際の運用方法とポイント

楽天市場でのTDA広告の運用方法は、まず適切なターゲティングの設定から始まります。具体的には、ユーザーの属性や行動履歴を活用します。また、広告成果を定量的に評価する方法も必要となります。

適切なターゲティングの設定方法

適切なターゲティングは広告効果を左右します。例えば、年齢、性別などのユーザー属性を活用し、具体的な商品やカテゴリ、類似品などの行動履歴を基に配信を行います。

ユーザー属性を活かす

ユーザー属性は年齢、性別などの基本的な要素から、地域、利用時間帯、購入傾向などを含む多様な情報を指します。これらを活用して、上手にセグメンテーション（顧客層の分け方）を行う事が大切です。

行動履歴に基づく配信

顧客の行動履歴を基に広告配信を行うことで、商品やサービスへの関心度が高いユーザーに広告が目に入る確率が高まります。具体的な商品やサービス、楽天市場内でのカテゴリ閲覧履歴、類似商品の閲覧履歴などが参考になります。

広告成果の定量的評価方法

広告を運用した結果を適切に評価するためには、ROAS（Return on Advertising Spend）という指標が一般的に用いられます。広告に投じた費用がどの程度の収益につながったのか、その効果を示すものです。

ROASの理想値とその算出方法

ROASは広告費用に対する広告の成果(収益)をパーセンテージで表す指標です。具体的な算出方法は、【収益/広告費】により算出します。理想的なROASは100%以上で、これは広告に使った費用を回収し、さらに利益を出せたという具体的な証を意味します。

運用時の注意点とその対策方法

楽天市場でTDA広告を運用する上で注意すべきポイントもあります。一つ目は、セグメント配信の注意点、二つ目は、バナー制作時のポイントについてです。

セグメント配信の注意点

セグメント配信はリーチが確保しやすい一方、対象とするユーザーが絞られるため、その数が少なすぎると広告配信そのものが難しくなる問題があります。

アクセス数が乏しい場合の対策

セグメントによりユーザー数が少ない場合、広告配信そのものが難しくなることがあります。そこで、ターゲットユーザーを広げるため、関連するカテゴリや商品を追加する等の対策を行います。

バナー制作時のポイント

広告バナーは、ユーザーに広告主のメッセージを伝える大切な要素です。それには、読みやすさと説得力が必要です。

読みやすさと説得力を重視する

文字は読みやすい大きさとフォントを選び、背景とのコントラストも考慮します。また、広告の主張は簡潔かつ均整良く、そして具体的に伝えるように心掛けましょう。

楽天市場に出店している担当者で、メルマガ広告である「おすすめニュース広告」を使ったことがない方はいませんか。うまく活用することで、集客・売り上げアップが期待できますので、試したことがないのはもったいないです。本記事では、おすすめニュース広告の使い方とうまく活用するためのコツを紹介します。

楽天市場に出店しているネットショップ運営者で、「おすすめニュース広告ってどうなの、効果あるの」と疑問に思っている方はいませんか。

「おすすめニュース広告」はクリック型の成果報酬型広告のため、利用することで確実に集客アップできます。また、設定した金額以上に請求されない仕組みのため、リスクが少ないこともメリットといえるでしょう。

本記事では、おすすめニュース広告についての詳細や使い方、活用するためのコツを紹介します。

楽天市場の「おすすめニュース広告」とは

「おすすめニュース広告」とは、楽天市場で利用できる広告の1種で、簡単に説明すると楽天ユーザーに送信するメルマガに広告を出稿することです。

「おすすめニュース広告」は、「楽天配信」「店舗配信」の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。

	メリット	デメリット
楽天配信	・幅広いユーザーに配信できる・新規顧客の開拓ができる・メールを作成する手間がない	・競合サイトに埋もれてしまうこともある・メールの配信先を選べない
店舗配信	・リピーターの獲得につながる・メルマガの内容に合わせた広告が可能になる	・メルマガの原稿を作成・更新する必要がある・メルマガ購読者が少ないと配信数は限られる

「楽天配信」「店舗配信」の配信方法の違いや特徴について紹介します。

楽天配信

「楽天配信」の特徴は、メルマガの原稿を楽天側で作成することです。そのため、ストア側はメルマガの内容や広告の配置場所などを調整できません。一方で、メルマガを作成する手間がかからないのはメリットともいえるでしょう。

楽天配信は、楽天ユーザーを対象にしたメルマガのため、今まで自社ストアを利用したことがないユーザーに対しても訴求できるという強みがあります。立ち上げたばかりで顧客データが少ないストアは、新規顧客を開拓できるためおすすめの広告です。

また、広告掲載を除外する商品を選択することで、訴求したい商品に絞った広告も可能です。

店舗配信

店舗配信とは、自社ストアで購入された方を主な対象としたメルマガです。購入から任意の日数後に配信することで、「リマーケティング」ができる広告になります。例えば、購入から一定期間後に必要となる消耗品などを訴求することで、自社ストアでの再購入を促せるでしょう。

店舗配信の特徴は、以下の7種類のキャンペーンでメールを自前で作成できることです。そのため、ターゲットにささるメールを作りやすく、メール内容に合わせた商品を掲載できることがメリットです。

キャンペーン名	対象ユーザー
ウェルカムキャンペーン	自社ストアで購入するなどにより、メルマガの購読を開始した新規ユーザー
購入キャンペーン	最大90日以内に自社ストアで購入しているメルマガ購読ユーザー
休眠購読者キャンペーン	過去90日以内に自社ストアのページを見たが購入に至っていないメルマガ購読ユーザー
楽天市場カテゴリー閲覧キャンペーン	指定した楽天市場カテゴリーを閲覧したメルマガ購読ユーザー
購入（カテゴリー）キャンペーン	過去3ヵ月以内に指定カテゴリー内の自社ストアの商品を購入したメルマガ購読ユーザー
購入（商品）キャンペーン	過去3ヵ月以内に指定した商品を購入したメルマガ購読ユーザー
購入（回数）キャンペーン	過去13ヵ月以内に指定回数の購入をされているメルマガ購読ユーザー

店舗配信は、上記のキャンペーンごとにメールを作成することで、楽天が自動的に条件にマッチするユーザーに対してメールを配信します。

楽天市場の「おすすめニュース広告」の費用

おすすめニュース広告は、クリックごとに広告費用が発生するクリック課金型になります。リスティング広告のように集客が増えるほど、広告費用が増える仕組みです。逆にいえば、クリックされなければ広告費用は発生しませんので、リスクの低い広告といえるでしょう。

「楽天配信」「店舗配信」の広告費用の違いは、最低月額予算にあります。「楽天配信」は最低月額予算5,000円から、「楽天配信」は最低月額予算30,000円からです。

ここで、「クリックされる回数が多くて予算を超えた場合はどうなるの」と疑問に思う方もいるでしょう。ご安心ください。「楽天配信」「店舗配信」のどちらであっても、予算オーバーした分の広告費用は請求されません。この点もリスクの低い広告といえる理由です。

広告を活用するときの注意点

おすすめニュース広告を運用する際には、広告費用や管理の手間を無駄にしないため以下の点について注意が必要です。

掲載商品URLを変更した場合

楽天市場で売り上げアップに期待できるセールとして、「お買い物マラソン」「楽天スーパーセール」があります。セールを有効活用するために、セール専用に商品掲載URLを変更する場合もあるでしょう。

このような場合に、リンクが無効になることもあるので注意が必要です。リンク切れは、顧客の信用低下を招く結果にもなりかねません。販売機会を失わないためにも、メール内容やリンクのチェックを怠らないようにしましょう。

おすすめニュース広告を運用する際は、メール内容と掲載している商品画像・リンク先に変更がないかを定期的に確認・修正する必要があります。

まとめ

楽天市場で活用できる広告の1つに「おすすめニュース広告」があります。おすすめニュース広告の費用の特徴は、「予算以上の費用は請求されない」「クリック型の成果報酬型広告」です。そのため、低リスクで始められる広告といえるでしょう。

また、「楽天配信」「店舗配信」のメリット・デメリット・対象ユーザーは以下のとおりです。

	メリット	デメリット	対象ユーザー
楽天配信	・幅広いユーザーに配信できる・新規顧客の開拓ができる・メールを作成する手間がない	・競合サイトに埋もれてしまうこともある・メールの配信先を選べない	楽天ユーザー
店舗配信	・リピーターの獲得につながる・メルマガの内容に合わせた広告が可能になる	・メルマガの原稿を作成・更新する必要がある・メルマガ購読者が少ないと配信数は限られる	自社ストアのメルマガ購読ユーザーかつキャンペーン条件に合うユーザー