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Web集客の方法と種類、データ分析ツールについて詳しく解説!

ネットショップを運営されている方で、なかなか売り上げを伸ばせなくて悩んでいる方はいませんか。ネットショップで成功するためには、様々な集客方法を用いて自社のECサイトに顧客を流入させる必要があります。
そこで、ネットショップでの集客方法について詳しく紹介します。

ネットショップを立ち上げたけれど、「ほとんど誰も見てくれず売り上げにつながらない」「集客方法に悩んでいる」という方はいませんか。
「BASE」「STORES」などのECサイト構築サービスの登場により、ネットショップは簡単に立ち上げられるようになりました。しかし、思ったように売り上げにつながらないことも多いでしょう。
なぜなら、ECサイトを作っただけでは、知名度が低く競合サイトに埋もれてしまうためです。ネットショップで成功するためには積極的な集客が必要になります。

本記事では、ネットショップの集客方法やそれぞれの特徴について詳しく紹介します。

Contents

ネットショップでの代表的な集客方法とは

ネットショップでの代表的な集客方法とは

ネットショップでは、以下の4つが代表的な集客方法です。

  • SEO
  • WEB集客
  • SNS広告
  • PR集客

ネットショップを運営するうえで、これらの代表的な集客方法の特徴やメリット・デメリットを把握することが大切です。なぜなら、これらの集客方法は、潜在顧客向け・顕在顧客向けなどのように、ターゲットや強みに違いがあるためです。
それらの違いを理解することで、自社ECサイトの売り上げアップに役立つ集客方法を選択できるでしょう。

それでは、それぞれの集客方法の特徴やメリット・デメリットについて紹介します。

SEOによる集客

SEOによる集客

ネットショップの代表的な集客方法の1つはSEOです。
SEOとは、Googleなどの検索エンジンにおいて、特定のキーワードで自社ECサイトが上位表示されるようにする対策を意味します。

SEOのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・費用対効果が高い
・顕在顧客・潜在顧客のどちらにも訴求できる
・継続的なアクセスアップにつながる
・ブランディングに役立つ
・広告費がかからない
・集客力が高い
・効果が出るまでに時間がかかる
・ライバルとの競合が激しい
・アルゴリズム更新の影響を受ける
・対策をしても結果につながらないこともある

SEOは、具体的に「内部対策」「外部対策」の2種類があります。それぞれの意味や方法について以下より説明します。

内部対策

SEOの「内部対策」は、ECサイトの構造やページの記述方法を、検索エンジンで上位表示されやすいように最適化することです。つまり、自社のECサイト内でできる対策のことを内部対策と呼びます。

具体的な内部対策は以下のとおりです。

クローラビリティを高める

Googleエンジンには、情報を収集するクローラーと呼ばれる自動巡回プログラムがあります。そのクローラーに自社ECサイトのページ構造を伝えやすくすることが重要です。具体的には、「パンくずリストの作成」「サイトマップの作成」「タグの利用」などがあります。

ユーザビリティを高める

Googleエンジンは、クリック率が高く滞在時間の長いサイトを上位表示させやすいといわれています。そのため、クリック率を高めるためにキャッチーなページタイトルや、すぐに離脱を防ぐためにユーザビリティの高いページを作成する必要があります。

モバイルフレンドリーに対応する

モバイルフレンドリーとは、スマホで閲覧した際にスピーディーに表示され、かつモバイルに適したレイアウトになっていることです。SEOでは、モバイルフレンドリーも重要なポイントです。自社ECサイトをスマホで確認して、「表示されるまでに時間がかかりすぎないか」「レイアウトが崩れていないか」を確認しましょう。

外部対策

SEOの「外部対策」は他サイトから品質の高いリンクを張ってもらうことです。内部対策とは異なり、他サイトに影響される部分なので対策しにくい特徴があります。

対策方法としては、他サイトの運営者がリンクを張りたいと思ってもらえるような工夫を施すことです。
例えば、テンプレート集やフリーイラスト集などのように、無料コンテンツを公開することで、他サイトからのリンクを得る方法があります。他にもPR集客のように、メディアに自社サイトの紹介を載せてもらうことで、外部リンクを得る方法も有効でしょう。

しかし、外部対策には注意すべき点もあります。自作自演の外部リンクやお金を支払って他サイトにリンクを掲載してもらう「ペイドリンク」は、ペナルティの対象になることです。ペナルティに認定されてしまうと、大幅に順位を落とすこともあるため逆効果になります。

WEB集客

WEB集客

次に代表的な集客方法はWEB集客を利用することです。
WEB集客は、インターネット上の広告媒体を利用することです。WEB集客は広告費が発生する代わりに、自社ECサイトの露出を増やせるため集客アップ・売り上げアップにつながります。

主に利用される広告媒体は、以下のとおりです。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • ショッピング広告
  • アフィリエイト広告
  • SNS広告
WEB広告をうまく活用するために、各広告のメリット・デメリット、特徴を以下より紹介します。

リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンの検索画面の上部・下部に表示される広告のことです。リスティング広告のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・検索画面の上位に表示できる
・即効性に優れている
・低予算から広告出稿できる
・顕在顧客に訴求できる
・効果を分析・検証しやすい
・運用のために継続的な改善が必要になる
・潜在顧客への訴求に向いていない
・キーワードによってクリック単価が高額な場合もある

リスティング広告の特徴は、1クリックされるごとに広告費用が発生することです。つまりは、集客できた数に対して広告料金が発生するため、広告費用をムダにすることがありません。クリックあたりの単価は入札金額以上になることもなく、低予算から広告出稿できるのも魅力でしょう。

検索キーワードに対して広告出稿できるので、SEOのうまくいっていないキーワードをフォローするためや、キャンペーン商品を訴求するのに効果的です。

ディスプレイ広告

WEB集客のディスプレイ広告とは、WEBサイト・アプリなどに表示される画像・動画などを利用したバナー広告のことです。ディスプレイ広告のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・潜在顧客に訴求できる
・リターゲティングが可能になる
・バナーを利用することで視覚に訴えられる
・リスティング広告よりもコンバージョン率が低い

ディスプレイ広告の魅力は、画像・動画によって注目を集められることと、様々な媒体に表示できるため潜在顧客に訴求できることです。

ディスプレイ広告は、一般的に広告枠を買い取ることで一定期間バナーが表示されます。期間中であれば競合サイトに広告枠を買い取られることがないので、リスティング広告に比べると管理の手間が少ないのも魅力でしょう。

また、ディスプレイ広告の中には、サイトのコンテンツ内容と連動して掲載する広告が決まるコンテンツ連動型広告などもあります。

ショッピング広告

ショッピング広告とは、Googleで検索した際に上部に商品画像・商品名・価格・店舗名などが表示される広告のことです。ショッピング広告のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・ユーザーに注目されやすい
・ネットショップに特化している
・見込み客の流入に役立つ
・運用・管理に手間がかかる
・キーワードごとの調整ができない

ショッピング広告の特徴は、ネットショップに特化したWEB集客なので、他サイトとの競合が少なくリスティング広告よりも費用を抑えられるのが魅力です。また、商品画像や価格といった商品を欲しい方にとって重要な情報が表示されるため、見込み客を効果的に集客できるのも特徴です。

また、Googleショッピング広告の場合は、入力したフィード情報や商品ページよりGoogleが自動的に広告出稿するキーワードを決定します。そのため、リスティング広告と違いキーワードごとに調整・入札できないことがデメリットです。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、アフィリエイターのブログやサイトに広告を掲載するWEB集客のことです。アフィリエイト広告のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・費用対効果が高い
・プロモーションの幅が広がる
・意図しないプロモーションをされる可能性がある
・成果が出るまでには時間がかかる

アフィリエイト広告の特徴は、成果報酬型広告という点にあります。つまり、広告主が決めた成果につながった場合に報酬を支払う仕組みのため、費用対効果の高い広告出稿が可能です。成果としては、商品の販売だけではなく、会員登録や資料請求などもあります。

アフィリエイト広告は、一般的にASPを利用することでアフィリエイターが運営するサイトやブログに掲載されます。広告の掲載方法はアフィリエイターごとに違うため、様々なプロモーションが可能になる一方、意図しないプロモーション方法が行われる場合もあり注意が必要です。

SNS広告

WEB集客のSNS広告とは、その名のとおりSNSに出向する広告のことです。Twitter・Facebook・Instagramなどの主要SNSに広告を出稿することで、SNSユーザーに対して商品を訴求できます。
SNS広告のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・潜在顧客に訴求できる
・細かなターゲティングができる
・若い世代に向けた広告に適している
・炎上のリスクがある
・ターゲットの属性を見極める必要がある

SNS広告の魅力は、配信するターゲットを細かく設定できることです。
例えば「30代の女性」「都内に住んでいる男性」などのように、年齢や性別・勤め先・趣味といったデータをもとにターゲットを絞ることが可能です。そのため、SNS広告はターゲット層の潜在顧客に訴求できるのが魅力といえるでしょう。

一方で、ターゲットの設定を絞りすぎると表示される広告が少なすぎて、手間をかけた割には効果が出ないことにもなりかねません。そのようにならないために、ターゲットの属性を見極める必要があります。

SNS集客

SNS集客

SNS集客はSNS広告とは違い、自社でアカウントを作成・活用する集客方法です。SNSの普及に伴い多くの企業で、公式アカウントを作成・活用しています。その理由は以下のメリット・デメリットがあるためです。

メリット デメリット
・無料で始められる
・拡散されることもある
・潜在顧客の発掘につながる
・顧客をファン化するのに役立つ
・炎上のリスクがある
・成果が出るまでに時間がかかる
・更新・投稿などに手間がかかる

企業が運営するSNSは、自社商品・サービスのアピールや、顧客との交流の場として活用されています。オンライン上で注文が完了してしまうネットショップにとって、直接顧客からの意見が聞けるのは重要な機会になります。また、顧客からの意見を取り入れることで顧客のファン化にも役立つでしょう。

PR集客

PR集客

最後に紹介するのは、メディアなどに広報を依頼するPR集客についてです。
PR集客の対象となるメディアは、テレビ・雑誌・新聞・WEBメディアなどがあります。PR集客のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・認知度を上げられる
・外部リンクを獲得できる
・炎上のリスクがある

PR集客には、自社リソースを直接メディア各社にプレスリリースを送付する方法と、PR TIMESのようなPRサービスを利用する方法があります。

PR集客の特徴としては、自社の取り組みをメディアで深堀してもらえることで、顧客への訴求につながりファン化にも役立つことです。また、メディアからの外部リンクを獲得できるため、SEOの外部対策にもなります。
一方で、PR方法が不適切な場合は、逆効果になり炎上するリスクもあるので注意が必要です。

まとめ

ネットショップでの代表的な集客方法は以下の4つです。

  • ●SEO
  • ●WEB集客
  • ●SNS広告
  • ●PR集客

この中で初心者でも手軽にできる方法は、カラーを基本的な配合比率にすることです。カラーの配合比率は「ベースカラーが70%」「メインカラーが25%」「アクセントカラーが5%」となります。カラーを選ぶ際は、以下の4通りから選択すると失敗が少ないのでおすすめです。

またWEB集客は、さらに「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「ショッピング広告」「アフィリエイト広告」「SNS広告」があります。これらの中から、集客したいターゲットに強い方法を選びましょう。
例えば、潜在顧客へ訴求したい場合は「ディスプレイ広告」、顕在顧客に訴求したい場合は「リスティング広告」、若者に訴求するなら「SNS広告」という具合です。

それぞれの集客方法には、メリット・デメリットがあります。そのため、1つの集客方法に頼るのではなく、複数の集客方法を組み合わせることで効果的な集客ができるでしょう。

Web集客とは

Web集客とは

Web集客とはインターネットを活用して、オンライン上の様々な場所からお客様を集めることをいいます。
GoogleやYahoo!といった検索エンジンや自社のホームページ、SNS、ブログ、Web広告などWeb上の様々なサービスやツールを使用することで集客を行います。

インターネットが普及するまでのオフラインの集客は、紙のチラシの配布やテレビ広告、ラジオCM、新聞や雑誌などの紙媒体への広告掲載、看板広告などが代表的なものでした。
このような従来のオフライン広告はコストが掛かるうえに、広告の効果が分かりづらいという問題がありました。

一方、インターネットが身近となった現在のオンライン集客は無料で誰でもすぐに始めることができるようになりました。
またWeb上の集客では具体的な数値をデータとして収集することが可能となるため、広告の効果も判断できます。
それらのデータを分析・改善をおこなうことで、より効果的な施策を打ち出すことも可能です。

情報収集から商品購入までの一連の過程がインターネット上で完了できる現代、Web集客の重要性はますます高まっています。

Web集客の種類と方法

Web集客の種類と方法

オンライン上でおこなうWeb集客にはいくつかのの手法があります。
代表的なものを下記の表にまとめました。
それぞれの概要やメリット・デメリットを確認できます。

集客方法 概要 メリット デメリット
インターネット検索 GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用した集客方法 上位表示されると露出が高くなり、寿命が長くなる 適切なSEO対策が必須、上位表示されるまでに時間がかかる
SNS TwitterやFacebookなどのプラットフォームを利用した集客方法 始めやすい、顧客との関係性が作りやすい、拡散力が強い 運用を間違えると炎上のリスクや企業評価の下落
有料広告 リスティング広告やディスプレイ広告を活用した集客方法 購買意欲が高い見込み客にアプローチが可能で即効性が高い 広告費がかかる
外部サイト 外部サイトに貼られた自社ホームページリンクなどをクリックしてもらう集客方法 被リンクによって評価が高くなる、濃い集客が期待できる 狙い通り集客するのが難しい
直接流入 ブックマークやお気に入りに登録してもらい、直接サイトに来てもらう集客方法 定期的な流入が見込めるようになる 狙い通り集客するのが難しい

インターネット検索

まず始めに検討したいのはGoogleやYahoo!といった検索エンジンを利用したインターネット検索での自然流入です。
インターネット検索での自然流入を増やすためには、検索されたときに上位表示される必要があります。
上位表示されることで露出が増え、寿命も長くなるため収益への期待もできるようになります。

しかし、ユーザーの検索意図を汲み取れないままでコンテンツを作成していたとしたら、いつまでたっても上位表示されることはありません。
ユーザーの検索意図を汲み取り、検索エンジンの上位に表示されるための施策として、SEO対策(検索エンジン最適化)や、MEO(マップエンジン最適化)が挙げられます。

最も代表的なSEO対策では、ユーザーがどのようなニーズを持ちどんな背景でそのキーワードを検索したのかをしっかりと把握し、そのキーワードを意識したコンテンツを作成することが重要となります。

SNS

SNS での集客方法には、TwitterやFacebook、Instagram、YouTubeなどのプラットフォームを利用したものがあります。
公式アカウントを作成し投稿や広告配信、情報の発信をおこなっていくことで自社への認知度向上や、フォロワー獲得を目指していきます。

SNSでの集客ではユーザーと近い位置で接し集客をしていくため、ユーザーとの関係性が作りやすいことが特徴に挙げられます。
また近年「バズる」という言葉を耳にするようになりました。
これはSNSなどのインターネット上で投稿が話題になり、多くの人の注目を集めることを指します。
このように注目・拡散力が強いことも大きな特徴です。

SNSの運用は各SNSの特徴を理解することが重要となります。
例えば、Facebookだとユーザーの実名登録が多くビジネス関連のニーズが高いこと、Instagramであれば写真や動画による投稿の訴求力が他のSNSより高いという特徴があります。
ターゲットにしたいユーザーと各SNSの特徴を把握した上で活用していくことが成功のカギとなります。

有料広告

有料のリスティング広告やディスプレイ広告を活用した集客方法があります。
リスティング広告とは、主にGoogleやYahoo!の検索連動型広告のことを指します。

ユーザーがキーワードをWebで検索した際に、検索結果ページに出てくる広告マークが表示されているものがリスティング広告です。
リスティング広告のメリットとして、ユーザーが検索したキーワードに連動して検索結果のページに表示されるため、興味のあるユーザーに届けやすいことが挙げられます。
また他のWeb広告と比較するとコンバージョン率が高い傾向があります。

リスティング広告のデメリットとしては、競合が多いことや1クリックあたりの単価が高いことが挙げられます。
一方ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリなどに画像広告として表示されるのが特徴です。
ユーザーの関心のある内容の広告が表示されるため、広告をクリックする確率は自然と高まります。

外部サイト

外部サイトに貼られたリンクを踏んでもらうことで自社のホームページやブログなどに集客する方法です。
外部サイトのリンクを経由して流入することを被リンクと呼びます。
被リンクを獲得することは、他サイトに評価されていると判断されるためSEO対策の面でも重要な要素です。
集客の機会を増やすためにも、外部のサイトに評価してもらえるようなコンテンツを目指しましょう。

ポータルサイトでは関連性の高い商品・サービスの場合に自社リンクが掲載される場合があります。
各ポータルサイトを利用するユーザー特性が絞られるため、掲載時には集客効果も期待できます。
有名なポータルサイトの例としては「ぐるなび」や「カーセンサー」があります。

直接流入

直接流入とは、URLやブックマーク、QRコードを利用して直接サイトにアクセスしてもらうことをいいます。
これらの直接流入は外部検索エンジンのアルゴリズムの影響を受けることがないので、直接流入の割合が多ければ多いほど集客は安定します。

自社のURLやホームページを見つけてもらった後にブックマークやお気に入りに登録してもらう必要があります。
そのため名刺やチラシ、看板などユーザーの目に留まりやすい場所にURLやQRコードを掲載するのが有効です。
また自社サイトのリンクを掲載したメールマガジンやDMを配信する方法も直接流入につながります。

Web集客の考え方

ここからはWeb集客を考えるにあたって、集客を最大化するために押さえておきたいポイントを解説していきます。
まず始めに集客とはどういったものを指すのでしょうか?

  • ・ユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらうこと
  • ・知ってもらった商品を使用してもらうこと。サービスを受けてもらうこと。
  • ・使用した商品や、受けたサービスに満足してもらうこと
  • ・満足した商品やサービスを気に入ってもらい再購買やリピーターにつながること

上記の一連の項目を全て満たしてこそ集客といえます。
ユーザーを理解せず、計画なしで呼び込むことは集客とはいえません。
仮に一時的に集客ができたとしても、ユーザーが満足していなければリピーターや再購買には期待できず安定した運営は難しいでしょう。

Web集客を成功させるためには、短いスパンで考えるのではなく、長い目で見たときに「どんな目標を達成したいのか」「どんなターゲットを集客したいのか」「どういった集客方法を実施すればいいのか」を見極めていくことが重要です。
ではどんなポイントに目を向けて集客を行えばよいのでしょう?
ここからはWeb集客を成功させるための5つの考え方を解説していきます。

目標設定

まずは明確な目標をもってWeb集客をおこないましょう。
Web集客にかぎった話ではありませんが、明確な目標を設定して実行するのとしないのとでは効果に大きな差がでてきます。
売上げの増加、顧客満足度の向上、顧客生涯単価の向上、自社ブランドの認知度拡大など目標の設定方法は多岐に渡ります。
目標設定の考え方とし、「KGI(最終目標)」と「KPI(KGI達成のための中間目標)」を具体的に設定しておくことが目標を達成するためには有効となります。

KGIとは「最終目標」のことを指し、目標達成するためになにをもってゴールとするのかを表す指標のことです。
KGIは売上高や新規顧客数を具体的な数値目標で設定されます。

KPIとはKGIに到達するまでのプロセスを定量的に評価するための指標です。
具体的には、「3カ月以内に新規訪問者数を20%増やす」や「1年以内にPV率を30%増やす」などKGI達成のための中間目標として設定されます。
ひとつのKGIに対して、KPIを複数設定して目標達成を目指すのが一般的です。

ペルソナ

目標を設定したら次にどんなユーザーをターゲットにするかを「ペルソナ」を使って考えていきましょう。
ペルソナとは、自社の商品やサービスを届けたい具体的な顧客像のことを指します。
自社の商品やサービスを利用するのは誰なのか、ユーザーはどのようなニーズを抱えているのかを明確にするために作成するのがペルソナです。

ペルソナは、年齢や性別、学歴や職業、年収、趣味、家族構成、性格、居住地、休日の過ごし方、好きな音楽・映画、癖、その人の悩み、などなるべく細かく設定するのがポイントです。
ペルソナを作ることで色々なことが見えてきます。
「ユーザーが抱えているニーズはやっぱりこれで間違いないだろうと」と確証できることもあれば、「想定していたニーズと違うかもしれない」と判断できる場合もあるでしょう。
ペルソナを基準にコンテンツを考えることで、ターゲットユーザーの具体的なニーズを捉ることができ、効率的な集客につながっていきます。

マーケティングファネル

次にターゲットユーザーをどのような流れで獲得するかを明確にしていきましょう。
ここで役立つのがマーケティングファネルです。
マーケティングファネルとは、ユーザーが商品やサービスなどを認知して購入するまでの心理的過程を図式で表したものです。

一般的にユーザーが商品を知ってから購入するまでには、商品について調べたり、類似商品と比較したり、といったステップを踏んで購入に至ります。
しかし、途中で商品に対する関心を失ってしまったり、他によい商品を見つけてしまったりして購入まで至らないことも多くあります。
ユーザーが商品を知ってから購入の段階に進むにつれ対象人数は減少していきます。

このためマーケティングファネルの図は逆三角形の形をとります。
マーケティングファネルの基本的な段階は、マス層(大衆)→潜在層(ターゲット予備軍)→顕在層(ターゲット)となっています。
まずは自社ブランドや商品・サービスの認知拡大を効果的におこなうために、マス層への配信が有効です。

潜在層は自社商品やサービスにある程度関心を持っているユーザー層です。
この場合、より自社のことを知ってもらうような配信が効果的になります。
顕在層とは興味・関心が高い層です。
実際、商品やサービスの比較検討をしている状態の層なので購入まで促すような施策を打ち出すことが有効となります。

カスタマージャーニー

一般的にユーザーが商品を知ってからを購入するまでにはいくつかのステップを踏んでから購入に至ります。
ターゲットとなるユーザーが、商品やサービスを認知し、興味や関心を深め、比較し、購買に至るまでの間に、どのような感情・心理・行動の変化があるのかを時系列で整理したものがカスタマージャーニーです。
カスタマージャーニーを作成することにより、ユーザーの行動・感情・思考・を精緻に理解することができます。

また、商品・サービスを認知してから購買に至るまでのプロセスを時系列で整理することによって、今まで想定していなかったような部分でアプローチができることに気付くことがあるかもしれません。強化するべきポイントが見つかる可能性があります。
またカスタマージャーニーを作成することは施策の優先順位を判断する際にも役立ちます。

PDCAサイクル

集客は一度仕組みを作ればそれで終わりではなく、継続しておこなっていくことが重要です。
継続していくなかで新たな課題や問題点が浮かんだならば、改善していく必要があるでしょう
そこで有効となってくるのが「PDCAサイクル」というフレームワークです。
PDCAサイクルは各頭文字を取り、以下の4つのステップで業務管理を高める手法です。

Plan:計画する

P(Plan)とは計画することを指します。
目標を設定し、実現するための業務計画を作成します。
解決したい問題を見つけて情報を収集し解決策を考えた後に計画を立てていきます。

Do:実行する

D(Do)ではPで立てた計画を実行してみます。
計画した通りに実行していきますが、その計画が有効だったか無効だったかも記録しておくことが重要です。その記録を次のCの段階で使用します。

Check:評価する

C(Check)では計画どおりに実行できたのかを評価していきます。
D(Do)で試してみた解決策の結果を、Plan(計画)の時の予想と比較分析してどうだったのか、解決策が有効だったのかを評価します。

Action:改善する

最後のA(Action)とは、業務の改善を行うことを指します。
C(Check)の段階で明らかになった課題に手を加え、目標達成のため、高い成果を生み出すために活動内容を改善していきます。

上記が一連のPDCAサイクルの流れになります。
PDCAサイクルは一度だけではなく何度も回転させることで、より強い効果を発揮することも覚えておきましょう。

まとめ

情報収集から商品購入までの一連の過程がWeb上で完了できる今の時代、インターネットを活用したWeb集客の重要性はますます高まっています。
Web集客を成功させるためにまずどういった集客方法があるのか、それぞれの集客方法のメリットやデメリットを覚えておきましょう。
その中で売り出す商品やサービス、手間やコストを考えて自社に合った集客方法を選択していくことが最初のターニングポイントです。

集客方法が決まったら、集客効果を最大化するためのポイントを押さえておきましょう。
適切な目標やペルソナの設定、マーケティングファネルやカスタマージャーニーを作成することで効果的な集客が可能となります。
またPDCAサイクルを回転させることによってさらに高い成果を目指していきましょう。

ネットショップの開設だけでは、すぐには売れない

ネットショップの開設だけでは、すぐには売れない

素晴らしい商品を揃えてネットショップを開業すれば、「自然と売れていくだろう」と思いがちですが、開業しただけではすぐに商品は売れません。

実店舗なら、人通りの多い立地に出店していれば、通りがかりに偶然ショップを見つけてもらえるチャンスがありますが、ネットショップの場合はそうはいかないからです。
ネット上には無数のショップが存在しているので、しっかり集客をしないとお客様に自分のショップを見つけてもらえません。
ネットショップの売上は、「訪問者数×購入率×購入単価」の組み合わせです。
そもそもショップを訪問する人がいなければ、どんなショップも売上を立てることができないのです。

つまり、ネットショップでは、積極的に集客をしていくことが非常に大切といえます。また、実際に売上の高いショップは、集客の施策や実施に多くの時間を割いています。

コストをかけずに集客したい!おさえておきたい基本手法

コストをかけずに集客したい!おさえておきたい基本手法

売上を立てるために集客が大切なことは分かったけれど、そこまで予算がない…。予算をかけずに集客するには、効果的な集客の方法を理解し、無料のツールなどを活用していくことが大切です。
ここでは、SEOやGoogleアナリティクスなど、大きな費用をかけなくても集客ができるツールや方法を解説していきます。これらを活用しながら集客の施策をできるだけ自社で対応していくことで、費用を大幅に抑えることができます。また、すべて自社で行うことができなかったとしても、費用をかける所と自社で対応する所のメリハリをつければ、集客コストの節約につながります。

ネットショップに必須!まず取り入れたい基本の集客方法

ネットショップに必須!まず取り入れたい基本の集客方法

ネットショップの基本的な集客方法としてあげられるのが、「リスティング広告」と「SEO対策」の2つです。
どちらもユーザーがWeb検索をした時に、検索結果に表示されるもので、集客の施策として多くのショップに利用されています。ここではその2つの特徴や注意点などを解説していきます。

リスティング広告とSEOの違いとは?

リスティング広告とSEOは、どちらも検索した時に表示されるものですが、具体的に何がどう違うのでしょうか?

リスティング広告は検索連動型広告のことで、ユーザーがあるキーワードを検索した時に、関連したコンテンツが検索結果の上部に表示されることです。
SEOは自然検索とも呼ばれ、こちらも検索キーワードに応じてコンテンツが検索結果に表示されますが、検索エンジンのアルゴリズムによってランキングされるという違いがあります。

主な違いは「上位表示されるまでにかかる時間」「ターゲットをコントロールできるか」「クリック率」「費用」の4つに分類することができます。

リスティング広告 SEO対策
上位表示されるまでにかかる時間 すぐ表示される 時間がかかる
ターゲットをコントロールできるか 可能 分析と改善を蓄積する
クリック率 低い 高い
費用 有料 無料

どちらが良い悪いはありませんが、それぞれの特徴を活かして使い分けるのが良いでしょう。

費用対効果に気をつけたい、リスティング広告の注意点

リスティング広告は、クリック課金型の料金体系となっています。広告がクリックされるたびに課金される仕組みで、クリックされなければ料金は発生しません。設定するキーワードによってクリック単価が異なり、競合の少ないキーワードほど単価が低くなります。競合が少ないキーワードは購入率が低い可能性も高いため、予算に合わせて効果的なキーワードを設定する必要があるでしょう。
高すぎるクリック単価での広告出稿は費用対効果を悪くするので、自社の予算やビジネス規模にあったキーワード設定が大切です。

リスティング広告を取り入れるべき理由

リスティング広告には費用がかかりますが、そのキーワードに関心のあるユーザーに対して、ピンポイントで訴求することができます。
SEOでは検索エンジンがサイトを認識するまで待つ必要がありますが、リスティング広告では設定したらすぐに広告掲載が開始するので、即効性があります。新聞や雑誌などの一般的な広告と比べて費用も低いので、1日でも早く集客をしたいネットショップにとって取り入れたい手法です。

SEO対策とは?

SEO対策とは、ユーザーがあるキーワードで検索した時に、自社サイトを検索エンジンに上位表示させるための施策です。キーワードの検索と連動している点はリスティング広告も同様ですが、SEO対策では自社サイトのコンテンツを工夫することで検索上位を目指すため、費用はかかりません。
ただ、検索エンジン独自のアルゴリズムによって、さまざまな角度から判定されるため、上位認識されるまでに長い時間がかかります。上位表示されれば、高いクリック率を獲得できるので、中長期的な施策として向いています。

検索順位はどうやって決まるのか?

検索順位は、検索エンジンのアルゴリズムによるサイト評価によって決定されています。
サイトに掲載されているコンテンツを元に、サイト評価が下されているのですが、アルゴリズムの数は数百にも及ぶとされています。

また評価基準も日々更新されているため、常に最新情報を把握していることが大切です。細かな評価基準は刻々とアップデートされているのですが、大きな流れとしては「関連性と信頼性が高いかどうか」「ユーザーが求めるコンテンツかどうか」といった点が特に重視されています。
SEO対策を行う際には、ユーザーの視点に立ったコンテンツ作りがポイントとなります。

意外に時間がかかる、SEOの注意点

SEO対策を行う上での注意点は、「結果が出るまでに時間がかかる」「検索エンジンのアルゴリズム変更によって結果が左右されてしまう」ということでしょう。

SEO対策の効果が出るには、半年から年単位の時間がかかることもあります。集客の手法として有効なSEO対策ですが、これだけに絞ってしまうのも運営上のリスクとなります。
他の集客施策と組み合わせて同時進行していくことが効果的といえるでしょう。

導入の価値あり!Googleアナリティクス

導入の価値あり!Googleアナリティクス

自社で対応できる集客方法として有効なのが、Googleアナリティクスです。
登録すれば、「ユーザーがサイト訪問後にどのような行動をとったか」がわかるようになります。訪問データを分析し問題点を改善することで、集客アップを目指すことができます。Googleアナリティクスは無料で利用できるサービスです。

なお、オフィシャルなマニュアルはなく、不定期に仕様が変更されるため、利用する際は常に最新情報を確認するようにしたほうが良いでしょう。

Googleアナリティクスを設置する方法

Googleアナリティクスの利用には、まずはGoogleアカウントが必要です。
作成したアカウントでログインをしたら、次はGoogleアナリティクスへの登録も行います。
項目に従って、求められる情報を入力していくと、最後に「トラッキングコード」が出てきます。このトラッキングコートをネットショップの各ページに埋め込んでおけば、Googleアナリティクスの設置は完了です。このトラッキングコードはHTML形式で、埋め込むことでデータの取得ができるようになります。

あわせて使おう、Googleサーチコンソール

あわせて使おう、Googleサーチコンソール

Googleアナリティクスは、ユーザーがサイトにアクセスした後のデータが取得できるのに対し、Googleサーチコンソールは、アクセス前のデータが取得できます。

どのキーワードで検索した時にサイトが表示されたかなど、ユーザーの流入経路を分析することができます。流入検索キーワードを知ることで、見込み客のニーズを発掘することもでき、集客に役立つツールです。
また、Webページに隠れた問題なども発見できるので、問題を防いで販売機会を最大化することにもつながります。こちらも無料で利用できます。

Googleサーチコンソールを設定する方法

Googleサーチコンソールの設定は、Googleアナリティクスと同じく、アカウント取得から始まります。
Googleアカウントからログインして、Googleサーチコンソールの登録へ進み、項目に従って情報やサイトURLを入力していきます。最後に「所有権の確認」画面が出てきますので、必要事項を入力すれば設定完了です。

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