クロスセル
具体的には購入者や購入予定者に対して、その商品と関連のある別の商品を提案して購入してもらう手法です。
例えば、料理を注文した顧客にドリンクのセットを提案することや、パソコンを購入する顧客に対しプリンターやマウスなどの周辺機器をまとめて購入してもらうことなどが挙げられます。
ニーズに合った関連商品を一緒に購入・使用してもらうことで、顧客にお得感や利便性を感じてもらえるというメリットがあります。
顧客単価向上だけではなく、顧客満足度が上がることで継続的な関係を築くことができるというメリットもあります。
クロスセルは既存顧客や見込み顧客をターゲットとするためアプローチがしやすいという特徴があります。
しかしその反面、自社ロイヤリティが低い顧客への提案は効果が薄く、場合によっては押し売りのようになってしまう可能性があります。
そのため顧客情報の収集や分析を行い、求められるニーズの把握や、普段から顧客ロイヤリティを高める施策が重要となってきます。
また、似たような言葉としてアップセルという手法があります。
こちらは現在のモデルより上位のモデルに乗り換えてもらうもので、クロスセルとは別の角度から顧客単価を高めようとする販売促進手法です。
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