目次
和室に壁紙を張る際に失敗しやすい3ポイント

和室の壁紙選びは洋室よりも難しく、失敗してしまう人も多く存在します。まずは、和室に壁紙を張る際に失敗しやすい3つのポイントについて紹介します。
- 部屋の雰囲気と壁紙が合わない
- 部屋が暗くなってしまう
- 家具が当たると傷が目立ってしまう
部屋の雰囲気と壁紙が合わない
最も多い失敗は、部屋の雰囲気と壁紙が合わないということです。壁紙を選ぶ際はカタログだけに注目しているので、実際に壁紙を張った後のイメージについて想像しないまま選んでしまう人も多いです。
また「少しでもおしゃれにしたい」と目立った色や柄の壁紙を選んだ結果、以前から使用している家具や畳とのバランスがとれず、違和感を覚えることもあります。
壁紙だけに注目せず、部屋全体のバランスに気をつけることが重要です。
部屋が暗くなってしまう
また落ち着いた感じの部屋にしたいからと暗い色の壁紙を選ぶことで、部屋全体が暗くなってしまうこともあります。特に日当たりの悪い部屋や、北向きの部屋などに暗い色の壁紙を張ると、部屋が更に暗く感じる原因となります。さらに暗い壁紙で部屋を覆うと、部屋が狭く感じてしまうことも多いです。部屋の日の入り具合や、日中の部屋の様子なども考えて選ぶことがポイントです。
家具が当たると傷が目立ってしまう
さらに、明るい色の壁紙を張った結果、家具の移動による傷が目立ってしまうと悩む人も多いです。明るい色の壁紙は家具などを引きずった跡が残ったり、ものをぶつけたところが目立ったりしてしまいがちです。明るい色の壁紙を使用したい場合は一部分に留め、家具などがあまり当たらない壁にのみ使用するとよいでしょう。
和室に張る壁紙を選ぶ際の4ポイント

では、壁紙を張ってから「失敗した!」とならないためには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、和室に張る壁紙を選ぶ際に注意すべきことについて紹介します。
- なるべく和の素材をイメージした壁紙を選ぶ
- 和の色を中心に取り入れる
- 部屋の雰囲気や用途に合ったものを選ぶ
- できるだけ大きなサンプルで確認する
なるべく和の素材をイメージした壁紙を選ぶ
和室に張る壁紙を選ぶ際には、なるべく和の素材をイメージした壁紙を選ぶと、和室に馴染みやすくなります。「和の素材をイメージした壁紙」と聞くとなんだか特殊な壁紙のように感じるかもしれませんが、近年は塗り壁風の壁紙も多く販売されています。砂壁のような壁紙や、珪藻土壁紙クロスは和室に馴染みやすいため、失敗する可能性が低いです。壁紙のサンプルをもらう際は、和風なものを中心にチェックしてみてください。
和の色を中心に取り入れる
また素材だけでなく、色も重要なポイントです。明るい雰囲気の部屋にしたいからと派手な色の壁紙を張ると、和室に馴染まないと感じる原因になります。色で迷ったら、和の色の壁紙を中心に選んでみてください。例えば藍色やあずき色、うぐいす色などの、落ち着いた色を選ぶとよいでしょう。既に和室に使用されている色に近いものを選ぶと、和室にマッチしやすくなります。
部屋の雰囲気や用途に合ったものを選ぶ
先程も少し紹介した通り、壁紙は部屋の印象を左右する重要なポイントです。
サンプルだけを見て壁紙を決めず、部屋の雰囲気や用途に合ったものを選びましょう。
たとえば、以下のような選び方がおすすめです。
- 客間として使用する場合:デザイン性が高いハイグレードクロスを使用する
- 明るい雰囲気にしたい場合:一部分だけにアクセントクロスを取り入れる
できるだけ大きなサンプルで確認する
壁紙のサンプルは、小さく切り取られた壁紙が冊子状になっているものが多いです。ただ小さいサンプルは壁紙を張った後の部屋の様子をイメージしづらく、張った後で「こんなはずではなかった」と感じる原因の1つになります。壁紙を選ぶ際は、できるだけ大きなサンプルをもらい、実際に壁に当ててみてイメージを確認しましょう。
和室におすすめの壁紙クロス

和室に張るクロスは、以下のようなものがおすすめです。
どれも和室の壁に馴染みやすいものなので、失敗しにくいと言えます。
- 珪藻土壁紙:吸湿性や消臭効果に優れた物が多い
- 砂壁調:砂壁の劣化に悩まされなくてよい
- 和紙調:和室らしさの演出に役立つ
- 石目調(塗り壁風):職人に壁を塗ってもらったような雰囲気に
和室の壁紙クロス張り替えの費用相場

また現在和室に壁紙が張られておらず、塗り壁の場合は別途工事が必要になるため注意が必要です。塗り壁の上に直接壁紙クロスを張ることはできないため、一度塗り壁を剥がして下処理をしたり、壁に板材を打ち付けるなどの下処理が必要になります。そのためただ壁紙を張り替えた際と比べて費用が高くなり、6畳間で15万程度が相場です。 さらに工事の内容や費用は、和室の状態や壁の材質によっても異なります。壁紙を張り替えたいと思ったら、まずは業者に現状を見てもらってから、詳しい見積もり内容などを聞くとよいでしょう。
おしゃれな壁紙で和室を生まれ変わらせよう

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