和室には床の間や敷居、鴨居、欄間などさまざまな要素から構成されていますが、板の間がある和室も使い勝手が良いものです。
そこで今回は和室の板の間について、その活用方法やデメリットなどについて解説します。
そこで今回は和室の板の間について、その活用方法やデメリットなどについて解説します。
目次
板の間は畳の弱点である凹みや痛みなどをカバーするのに効果的

和室の板の間は、床に畳ではなく板が張ってある部分のことです。
畳は柔らかいので、重いものを上に置いたりするとへこみ跡が残ったり、人の出入りが多い吐き出し開口部などは畳の痛み方が激しくなります。
そうした部分を板の間にすることで、畳をいい状態のまま長く使えます。
和室の板の間はこう使う!5つの具体例

和室の板の間には次のような使い方がおすすめです。
- 重いものを置く
- タンスやソファを置く
- 半端な広さに和室を作る
- 洗濯の部屋干しスペースとして活用
- 和モダンな雰囲気の部屋を作る
1.ピアノや本棚など重いものを置く
ピアノも本がびっしり並んだ本棚もかなりの重量になります。
畳の上におくと、重さで凹んだ跡がしっかり残ります。また、模様替えのたびに位置を動かしたりすれば畳の表面が擦れて痛みやすくもなるでしょう。
畳替えをすれば直りますが、畳を綺麗な状態で使いたい人にとっては板の間を設けることで問題が解決します。ピアノを置く場合は、補強が必要になることもありますので確認しましょう。
板の間にすればフローリングは多少傷つきますが、畳に比べれば気になりにくい程度です。
板の間を用意することで、和室であってもベッドが設置可能です。高齢になった際であっても、ベッドであれば高さがあるため、寝起きや立ち座りが布団よりスムーズに行なえます。
畳の上におくと、重さで凹んだ跡がしっかり残ります。また、模様替えのたびに位置を動かしたりすれば畳の表面が擦れて痛みやすくもなるでしょう。
畳替えをすれば直りますが、畳を綺麗な状態で使いたい人にとっては板の間を設けることで問題が解決します。ピアノを置く場合は、補強が必要になることもありますので確認しましょう。
板の間にすればフローリングは多少傷つきますが、畳に比べれば気になりにくい程度です。
板の間を用意することで、和室であってもベッドが設置可能です。高齢になった際であっても、ベッドであれば高さがあるため、寝起きや立ち座りが布団よりスムーズに行なえます。
2. カビが不安なタンスやソファを置く
和室にタンスやソファを置くケースも珍しくありません。ピアノや本棚のように重量のそれなりにあるため凹み跡が気になりますが、それよりも畳にカビが生えやすいので注意が必要です。
多湿な日本の気候では、風通しが悪いとタンスの中までカビが生えることもあります。
また、和室にローソファを置くケースも多いですが、ソファ下は風が通りにくいためカビが生えやすいです。
タンスやソファを板の間に置くことでカビの発生や家具を動かした際に畳が痛む心配がなくなります。
多湿な日本の気候では、風通しが悪いとタンスの中までカビが生えることもあります。
また、和室にローソファを置くケースも多いですが、ソファ下は風が通りにくいためカビが生えやすいです。
タンスやソファを板の間に置くことでカビの発生や家具を動かした際に畳が痛む心配がなくなります。
3.半端な広さに和室を作る際の調整
一般的な和室の広さは6畳や8畳などで形も四角いものですが、中には家の間取りの関係から半端な形や広さに和室を作るケースもあります。
そんなときの調整にも板の間は便利です。畳を敷き詰めた後に残るスペースに板を貼ればきれいに収まります。
そんなときの調整にも板の間は便利です。畳を敷き詰めた後に残るスペースに板を貼ればきれいに収まります。
4. 洗濯物を干すスペースとして活用する
和室に板の間を用意することで、洗濯物を部屋干しするスペースが生まれます。畳の上であっても洗濯物の部屋干しは可能ですが、その際に心配されるのが湿気です。水気を含んだ洗濯物の下には湿気が溜まってしまい、畳を痛めてしまいます。
そのため、板の間を設置すれば湿気で畳を痛める心配を減らせるでしょう。
そのため、板の間を設置すれば湿気で畳を痛める心配を減らせるでしょう。
5. 和モダンな雰囲気の部屋のアクセントとして活用
板の間を和室に設置することで、和モダンな雰囲気の部屋として活用できます。たとえば小型の間接照明を設置すれば広さや奥行きを生み、雰囲気のある和室に様変わりします。
和室に板の間を作ることで生じる2つのデメリット
板の間は、ピアノや本棚のように畳に置くと凹んだり痛んだりする物を置ける点や、畳を敷き詰めて余った半端な空間の有効利用に効果的ですが、既存の和室に板の間を設置するとなると、費用がかさんでしまいます。
費用以外にも
費用以外にも
- 視覚的に狭く感じる
- 畳の防音効果が損なわれる
1.視覚的に狭く感じる
和室の床を全て畳にしても板の間を作っても実際の面積は変わりませんが、視覚的に狭く感じることもあるでしょう。
実際は同じ8畳の広さなのに、畳が8枚よりも畳が6畳+板の間2畳の方が狭く感じられるケースが多いようです。
これは板の間があると視覚的に圧迫されるような感じがするのが理由と考えられています。
実際は同じ8畳の広さなのに、畳が8枚よりも畳が6畳+板の間2畳の方が狭く感じられるケースが多いようです。
これは板の間があると視覚的に圧迫されるような感じがするのが理由と考えられています。
2. 畳の防音効果が損なわれる
畳に用いられている、い草に遮音・吸音効果があるとされています。
そのため、和室の一部を板の間にすることで、板の間部分の遮音・吸音効果が低下する恐れがあります。静かな環境で集中して作業がしたい、階下に音を響かせたくないといった場合は、和室に板の間は適していないかもしれません。
そのため、和室の一部を板の間にすることで、板の間部分の遮音・吸音効果が低下する恐れがあります。静かな環境で集中して作業がしたい、階下に音を響かせたくないといった場合は、和室に板の間は適していないかもしれません。
板の間には畳の弱点をカバーする効果が期待できる

和室に設けられた板の間は、部屋を狭く感じさせる、畳の防音効果が損なわれてしまうというデメリットがある一方、本棚やタンスといった重たい物を置ける、カビが気になるタンスやソファを置ける、和モダンに部屋づくりができるといった特徴があります。
このように和室に板の間を設定することで、畳だけの和室とは異なる部屋の活用方法が可能になるといえるでしょう。
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